グローバル・オープンイノベーション・プラットフォーム
- オープンイノベーションとは、「知識の意図的な流入と流出を利用して、内部イノベーションを加速し、イノベーションの外部利用の市場をそれぞれ拡大する」ことです。(ヘンリーチェスブロー、2003年)
- クライアントのオープンイノベーションプロセスを加速するために、「グローバルオープンイノベーションプラットフォーム」(GOIP)を提供します。
- 変革プロセスとは「何を」「何に」「どのように」変えるかを明らかにし、それを実行することです。ビジネスモデルのオープン化は、まさに変革プロセスそのものです。
- 当社がGOIPをつうじて提供するサービスは、つぎの3つフェーズでクライアントを支援します。
GOIPの支援内容
- 私たちは、クライアントのオープンイノベーション・プロジェクトを支援するために、貴社の6つの組織能力を獲得または強化します。
イノベーションの車輪 ― オープンイノベーションに必要な6つの組織能力
- パラダイムシフト:リーダーに欠かせない先を見通す力です。なぜオープンイノベーションが求められているのか。新たなパラダイム(ゲームのルール)は何か。その時代背景と意義について考えていきます。
- イノベーションのスキル:アイデアやテクノロジーを創造し、選択し、開発し、商業化するまでの一連のプロセスに欠かせない方法論、ツールを使いながら、プロジェクトを実行支援します。
- 両利き経営のスキル:既存のビジネスモデルと新規のビジネスモデルの両方が調和するために、リーダーシップ、組織づくりを支援します。
- テクノロジー・アイデアの探索力:テクノロジーのロードマップにもとづいて、知的財産の保護と活用の両面から、価値創造に欠かせない社外のアイデアやテクノロジーを探索し、社内の経営資源と結合するビジネスモデルを開発します。
- ビジネス人脈の探索力:顧客、ビジネスパートナー、サプライヤー、補完者、行政機関、大学、研究機関、NGOなどとともに新たなビジネスモデルを構築するためには、新たな人脈づくりを進める必要があります。私たちは、そのお手伝いをします。
- 異文化対応力:組織、業種、業態、テクノロジー、文化、言語、国家の境界を越えて、多様な価値観をもつ人びとと協働していく必要があります。私たちは、プロジェクトを成功にみちびくために、クライアントの異文化対応をお手伝います。
シニア・イノベーション・コンサルタント
- 当社のシニア・イノベーション・コンサルタントは、イノベーションをテーマにした調査研究、トップマネジメントコンサルティングおよびエグゼクティブコーチングをつうじて、企業戦略立案、組織文化の改革、新規事業開発の分野で、豊富な経験と知識を蓄積しています。そのため、当社は、貴社が新たなパラダイムへ移行し、イノベーションのスキルおよび両利き経営のスキルを駆使できるように支援します。クライアントのオープンイノベーションプロジェクトの支援にかかわるすべての全責任を持ってGOIPを企画運営します。
- クライアントのイノベーションプロジェクトのタスクに応じて、適格かつ最適なDP、LP、BPを選定し、万全のチーム体制で支援します。
GOIPのパートナー
当社は、それぞれ役割が異なるドメインパートナー、リエゾンパートナー、ビジネスパートナーとチームを組んで貴社をサポートします。私たちGOIPは、企業戦略および経営診断、イノベーション戦略の立案、そしてイノベーションプロジェクトの実行支援に深く関わり、テクノロジーおよびマーケットの双方の視点で、貴社がイノベーションの機会を見出すために新たな知見を提供します。また、ビジネスモデルのオープン化に不可欠な顧客やサプライヤーなど企業、大学等の研究組織、政府機関等とのパートナーシップ形成を支援します。
- ドメインパートナー(DP:Domain Partner)は、特定領域で高度な知識を有する専門家であるドメインパートナーです。
- リエゾンパートナー(LP:Liaison Partner)は、特定の産業や市場分野で豊富な経験とビジネスコネクションを有するリエゾンパートナーです。
- ビジネスパートナー(BP)は、国際特許事務所、ベンチャーキャピタル、大学、政府機関、投資銀行などです。
自立する知識労働者
- 高度な専門性と豊富なビジネス人脈をもつ人々が、今、急速に会社組織の枠から飛び出て自由に働くことを選ぶようになってきています。
- 最近、副業や兼業を社員に勧める会社が登場してきています。
GOIPの提供する顧客価値
GOIPを通じて、私たちはクライアントが“イノベーションの車輪を動かせるよう支援します。
その結果、私たちは、つぎに2つの顧客価値を提供します。
- クライアントは、既存のビジネスを変革し、新しいビジネスを生み出すことができます。
自社内または既存のビジネスエコシステムだけでなく、組織、専門領域、業種・業態、地域の枠を超えて技術、スキル、ビジネスネットワークを拡張できるので、イノベーションの機会が格段に増加します。
- クライアントは、イノベーションプロジェクトの期間を短縮し、プロジェクトのコストとリスクを削減することができます。
イノベーションのスキルと両利き経営の手法を取り入れ、多言語、異文化対応力を持つパートナーが支援するので、イノベーションの制約、ジレンマまたは罠から脱却し、最大24時間止まることなくプロジェクトを走らせることができます。
クローズドイノベーションからオープンイノベーションへ
クローズドイノベーションの概念図
オープンイノベーションの概念図
オープンイノベーションの重要性を解説する世界の論文
イノベーション研究に関する弊社のブログをご覧ください。
大手自動車部品メーカー 事例紹介
取り組み:
- 同社 X はあるエンジン用基幹部品で70%の世界市場シェアを持つ。売上高は4,000億円。売上高の7%、300億円を研究開発に投じる。
- 自動車の電動化によって、10年後の同社の売上高は半分に落ち込む見通し、新規事業の育成を加速するために、3年前からオープンイノベーションに取り組み始めた。
成果:
- 保守的な企業風土が変わりつつある。
- 40のイノベーションプロジェクトの実現可能性を精査し、20に絞り込んだ。
多くの経営トップが抱えるお悩み
- イノベーションの必要性を説くが、既存の事業システムの維持と予算管理で精一杯でイノベーションまで手が回らない。
- イノベーションを起こそうとハッパをかけるが、自分自身、どのように 進めていけばよいか分かっていない。
- 社外取締役や経営コンサルタントなど外部から助言を受けているが、なかなかプロジェクトが前に進まず、変化のスピードについていけていない。
- 株主やアナリストからイノベーションの取り組みについて説明を求められるが、どうも納得感を得られない
- 困難な時期に助けを求めるのは決して弱さでない。だれか、頼りになる。相談相手はいないものか。
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